平成18年度 住職学研修

「法要・葬儀に対する一考察」
講師:呉 定明 老師(北信越管区布教師 正壽寺御住職)
 
平成19年2月24日 於:秋田県宗務所 禅センター(秋田市)

講師:富田富士也先生




 

 本年度の住職学研修は、現代布教のテーマのもと、その最後の研修として、講師に呉 定明老師をお迎えし、「法要・葬儀に対する一考察」と題してご講義を頂きました。
 日常の「法要・儀式」の関する諸作法や仏具(器具)の意味等、限られた時間の中で多岐にわたって講義していただきました。その中で、通常現在行われている法要儀式(器具)や風習・慣わしの中にある一見何の意味もないような数字や形式・作法に日本古来より伝わる「陰と陽」の関係が少なからず潜んでおり、高祖道元禅師様は、当時おそらくその事を十分理解していた上で、それに囚われてはいけないと説いていたのではという解説は、大変新鮮であると同時に非常に奥深く興味を惹かれました。
 当日は50名ほどの宗侶が集まり、およそ3時間にわたる講義に熱心に耳を傾けていました。