第19回 弁道会

「腹を割って話しませんか  ー“報恩感謝”のカウンセリングー」
講師:富田富士也先生
◆講師:富田富士也 先生

平成17年7月14日 於 曹洞宗秋田県宗務所・禅センター

本年度の弁道会は、講師に富田富士也先生をお迎えし、
「腹を割って話しませんか  ー“報恩感謝”のカウンセリングー」と題しご講演いただきました。
あいにくの雨模様でしたが、富田先生は演題に立たれずに会員の間を歩きながら、カウンセラーとしての先生の経験を交えて大変熱くお話しされました。「ワーク」というふれ合い、絡み合いの時間を設け、お寺での法話も想定して進められました。

「説く相談から聞く相談へ。お互いに無力であり、どうしてもあなたのことを本当に理解することはできない。聞くことが大事であり、そこから出発する。世の中にわからないことはあるのだという教育を。」

「現代社会の3つの問題。関係性の喪失、共感性の欠如、自己肯定感の喪失。」

「カウンセリングとは答えを出すのが目的なのではない。向き合って、わかり合って、気づかせる。」