平成17年度 祈りの集い

自殺で愛する人を亡くされた方へ

 これまで自殺は「語られない死」でした。亡くなった方を偲ぶ場でも、その人の人生を振り返り生き様を思い出すときに、あるいは気遣いあるいは後ろめたさを感じて深い語らいもできない「悲しみきることのでさない死」ではなかったでしょうか。しかし、遺された者は一人一人が深くその人のことを思っています。思い出を一人でなぞり、悲しみもまた一人で抱えています。

  「この思いは他人には解ってもらえない。」

そう。他人にはその深い悲しみは解らないかもしれません。しかし、ありようはさまざまでも、同じように悲しんでいる人たちがいます。
  私たち秋田県曹洞宗青年会では、自殺遺族のための法要と法話の集いを開催します。
私たちは平成13年からこれまで「自殺」という問題に取り組んでまいりました。この集いも2回目になります。曹洞宗青年僧侶は皆様の「悲しみ」を前にして何の力も持っていないかもしれませんが、私たちのできることをさせていただきたいと思っています。この集いを同じ悲しみを抱えた方々とともに、亡き愛する人を思い、語れる場にしたいと思います。
 
  このような場所に出ることは勇気のいることだと思いますが、もしよろしければどうぞご来場下さい。

日時:平成17年2月26日(土)
        13:00〜16:00

場所:曹洞宗秋田県宗務所・禅センター
      秋田市泉三嶽根15-18
        電話:018-868-6871

内容: 祈りの集い 「法要と法話」

  • 13:00 受付
  • 13:30 追悼法要
  • 14:00 法話
  • 15:00 茶話会 

 法話講師:木村高寛老師
         (二ツ井町 梅林寺住職)

 講師:佐々木久長先生
         (秋田大学助教授)

対象:一般・秋曹青会員・宗門僧侶

問合せ:080-3322-8747

参加無料


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