平成20年度 住職学研修

演題「現代社会における典座教訓の実践」
~料理実演と近年の活動報告~
講師 白澤雪俊 老師

平成21年2月13日13時半より 会場:遊学舎(秋田市上北手)

今年度の住職学研修は、本年度のテーマである児童教育の中でも食育にスポットを当て、道元禅師の典座教訓に学ぶという趣旨で、精進料理など多方面でご活躍されている白澤老師をお迎えし、ご講演いただきました。
遊学舎の料理室を会場に、料理講習と試食をまじえ、和やかな雰囲気での研修となりました。

『昨今の日本の食事情は実に無駄が多く、 道元禅師の典座教訓にうたわれている食べ物の尊さ、まごごろと感謝の気持ちが忘れられている。 同じく道元禅師の著された赴粥飯法、そして五観のゲを通じて、いただく側の気持ちの有り様、食の重要性を伝えて欲しい。』

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老師は粗末な粗食・そしょくでなく、飾らない質素な"素食"を提案されています。

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寺族会の皆さんも講習に参加。青年僧と一緒に料理しました。

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料理に慣れない(?)青年会員でも簡単にできるやり方を教えていただきました。

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皮引き大根の胡麻油揉み漬け キャベツとバターピーナッツ和合

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黒胡麻おしるこ

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◎白澤雪俊老師プロフィール
青森県弘前市生まれ。曹洞宗大本山永平寺に7年間安居され、そのうち典座寮に3年間配役される。送行後、大本山永平寺東京別院長谷寺副典として再安居。青森県弘前市普門院副住職。
著書:『身体にやさしい料理を作ろう』(ニュートンプレス)