第21回 弁道会

演題 「仏教保育と児童教化 〜小さな心に仏の種を〜」
講師 上村映雄 老師
(東京中野区・保善寺住職 日本仏教保育協会理事長)

平成19年7月12日(木) 午後1時〜  於・秋田県宗務所 禅センター

前日から同日午前まで行われた現職研修会の後、宗務所において第21回弁道会が開催されました。今年度は、保善寺住職であり、日本仏教保育協会理事長、ほぜんじ幼稚園園長でもあられる上村映雄老師をお招きして講演が行われました。これまでの仏教保育協会や幼稚園、保育園制度の歩みや子供教育の現状、また課題などについてお話しがなされました。保育界は少子化や法律改正などでさまざまに環境が変化し、現在では認定こども園や無認可施設も乱立する等、特に寺院付属の幼稚園等は難しい状況になってきているということ。その中でも、子供達はお寺に対する興味は確かに持っており、お寺から表に開かれた場所を作ってあげる事が大切である。宗門人としてどこまで、何が出来るかを考え、気を引き締めて自身が努力する事で、小さな心に仏の種を植え付けることが出来る、と説かれました。

前日から講義が続き疲れも見える中、折しも子供坐禅会が企画されている寺院も多く、皆熱心に講演に聴き入っておりました。

上村映雄老師

質疑応答
講演に先立ち、ボランティア委員会より 先般行われた能登半島地震被災地訪問の報告がなされました。